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CHiYONO.
長崎県 五島列島生まれ

個展

2005 「La Vie 2005」CAMARADA、目黒区、東京

2006 「La Vie 2006」Gotham Café、世田谷区、東京

2009 「La Vie 2009」FLAPPER 新宿ゴールデン街、東京

2018 「Of Human Bondage」FLAPPER Night gallery 新宿ゴールデン街、東京

   「かなた・こなた」展|イシマル五島企画、 Tomie Libraryさんごさん、

            五島列島、長崎

ART FAIR

2019 「ST’ART アートデザインフェア」PARK OF EXHIBITIONS、

            ストラスブール、フランス

グループ展

1998 「第19回 サロンドフィナール国際美術展」銀座松坂屋カトレアサロン、東京

1999 「Salon de Fine Arts,Paris」 ESPACE AYA, Paris

   「第14回 サロンドフィナール展」O美術館、東京

2000 「Young Art Japan 2000」Goliding gallery/produced by parallel gallery、

            New York

         「第15回 サロンドフィナール展」O美術館、東京

2001 「第54回 日本アンデパンダン展」東京都美術館、東京

   「第2回池田満寿夫記念芸術賞」

2002 「第55回 日本アンデパンダン展」東京都美術館、東京

2003 「第56回 日本アンデパンダン展」東京都美術館、東京

   「美の革命展」ルーブル美術館、パリフランス

   「無限展」京都西本願寺、京都

2004 「美と創造の夜明け展」横浜赤レンガ倉庫1号館、神奈川

2006 「第59回 日本アンデパンダン展」東京都美術館、東京

2008 「T shirT SHOWER2008 2008」Kosmos Lane Studio & Gallery、東京

   「FLAPPER Jacket Art展」FLAPPER Night gallery 新宿ゴールデン街、新宿

2011 「ROCK ART FESTIVAL」Kosmos Lane Studio & Gallery、東京

2017 「El gran Fiambre Faburoso lleno Terrassa de collage」

      TIGO MIGO gallery、 バルセロナ,スペイン

   「ART BAHO 2017」espacio120、 バルセロナ,スペイン

常設展示

2018  オヂカノオトand おと家、五島列島・小値賀島

受賞

​1998 「第19回 サロンドフィナール国際美術展」入選

         (第53回サロン・ド・メ招待展)

2001 「第2回 池田満寿夫記念芸術賞」準入選

2003 「フランス・パリ 美の革命展 inルーブル」

    カルーゼル・ドゥ・ルーヴル・グランプリ賞受賞

         (元サロン・ド・ドーンヌ副会長 ミシェル・アンリ)

    トリコロール芸術平和賞受賞

         (日仏協会会長 ブザン ジャン・マルシャル)

メディア

1998 「長崎新聞」インタビュー記事掲載

1999 「月刊美術」座談会”現代の閉塞感を打開する芸術”(司会 美術評論家、佃堅輔氏)

ほか

2000  単独ストリートギャラリーを展開、ニューヨーク

      壁画制作、イタリアンレストラン、恵比寿・東京

2001    壁画制作、BAR、世田谷区

2002    壁画制作、飲食店、目黒区

2004    展示、フランス料理店、自由が丘

2005  CDジャケット画制作「Hallelujah」ロックバンド El Qwazzo

    舞台公演チラシ画制作「昭和スキャンティ」弾丸MAMAER シアタートラム、東京

    舞台公演チラシ画制作「任侠日和」弾丸MAMAER シアターVアカサカ、東京    

    LIVEペインティング、BAR、渋谷・東京

2006  舞台公演チラシ画制作「シネマな凡人」弾丸MAMAER シアターサンモール、東京  

    CDジャケット画制作「Pomjohn Σ」西村直樹 from 上々颱風

2007  LIVEペインティング、CLUB ASIA、渋谷・東京 

2008    展示企画・参加「LAPPER Jacket Art展」

    FLAPPER Night gallery 新宿ゴールデン街、東京

2015  LINEスタンプ販売開始「こどもCEO-ネオ- 」LINEクリエイターズマーケット

2018  ワークショップ「海の公園をつくろう」

​      Tomie Libraryさんごさん、五島列島、長崎

​                                      ほか。

​石本千代乃

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​片山千代乃

chiyono katayama

油彩画、ジクレー版画を制作する画家。

東京都在住、長崎県五島列島生まれ。

「風土 - 身体で視る」

多くのカトリック教会が点在し2018年には「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として

世界遺産に登録された小さな島で18歳まで過ごしましました。島の人々の深い信仰や歴史を背景に

”祈りの島”と呼ばれる五島列島の風土を波のリズムのように身体で感じていた事が創作の原点です

幼い頃から目にしてきた海は透き通ったエメラルドグリーン、町には磯の香りが漂う。

真夏の盆時に聞こえてくる念仏踊チャンココの鉦の音色、墓地で鳴らされる爆竹の音

と 火薬のにおいは中国の大晦日を思わせる。趣のある教会建築群に茜色の夕日が良く映える。

 

島の風景と肌を覆うしっとりとした風は特殊な家庭環境下で安堵することを知らなかった私の

幼心を鎮めました。私が描く作品の雰囲気には、この島に漂う独特ともいえる空気感が影響して

いるのだと思います。

故郷で過ごした時間と同じように旅先で感じた風のにおいも忘れられません。10代のころ訪れた

インドネシアが私の異文化体験の始まりでした。バリ島をはじめコモドドラゴンが生息するコモド

島のほか近隣の島々を周ったり、バリ島・ジョグジャカルタでは現地の舞踊・絵画の芸術学校を訪

問し、現地のシルバー細工・木彫り工房やバティック作家のアトリエに伺い制作体験をしました。

なかでも芸術の村ウブドで絵描きを目指す同世代の人たちとたくさん出会えた事は本当に嬉しい体

験でした。近隣の島々ではコモドドラゴンの唸る声に震え、また原住民の生活にも触れ。

この時の経験から 私は“身体で感じる” を本能に理解しました。その後20代で訪れたタイ北部チェン

マイの山岳民族の高床式住居での宿泊体験や最近ではバルセロナ北部モンセラットで目にした広大な

自然と修道院の印象はつよく“身体で感じる” 体験そのものでした。異文化は “違っていてオモシロイ”

を再認識させてくれる、そして “なぜ” に満ちています。そこにとてつも無く魅かれています。

 

そしてまた18歳から暮らしている東京旅先の異文化から感じとった記憶は東京に戻る事でその色

や形がより鮮明になってくれます。

「自己表出 と 概念的思考の往来」

には翼のある中世的な人物が頻繁に登場します。現状から抜け出したい、

知らない世界を見たいと強く思い続けた私の幼少期からの願望が描かせているようです。

登場する人物達は涙を流し微笑み 両腕で自分自身を抱擁しています。

繊細なラインで人物の身体を表現しつつ、内在する感情は非文のシャワーとなって

画面の背景を埋め尽くすこともあります。

2010年からはパズルのピースをモチーフにした作品にも取り組んでいます。

一つとして同じ形は存在せずその大きさも様々なピースが、

まるで人間のそれであるように感じたことからピースモチーフのシリーズ制作に魅了されています。

多様な繋がり方をしていたり、繋がる事が出来ずに抜け落ちているピースもあります。

ピースとピースの多様な関係性は人間社会を連想させてくれたり、隣あったピースとピースの

ボーダーラインにしか生まれない配色は歴史と共にその国境に育まれた風土のように感じています

"Of Human Bomdage "人間の絆 <しがらみ> をテーマの源流に据えて

今後もパズルのピースシリーズは制作を続けていきます。

本能が描かせる”翼シリーズ"と人間社会を概念的に可視化させた”ピースシリーズ"

私の作品は両シリーズを行ったり来たりしています。

Of Human Bondage

chiyono ishimoto

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